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Channel: シェフのフライロッドの世界
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Cascade 8ft1/2 #5~6  その2

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同じモデルを比較したことがないのであくまでも推測の域を出ませんが、
大量生産していたロッドはバンブーにむらがあったかもしれません。
しかしこのCascadeは真直ぐファイバーが入っていてきれいです。

以下は同社が出していた3ピースモデルの全リストです。

President 9'
Chancellor 8½'
Old HI's HiTest 8½' or 9'  
Vernley 8½' or 9'
CanadaCreek 8'

Cascade 8½' or 9'  
Spinner 8½' or 9'
Governor 9'  
Beaverkill 8½' or 9'  
Black River 6½' to 8½'  
Favorite 9'
The Old Gold 9'  
Expert 9'  
Senator 9'  
Togo Special 9'  
Black Beauty 9'  
Steel Cane 9'  
Hexrod 9'  
Harvey 9'  
Davis 9'  
Golden Rod 9'  
Featherweight 8½' or 9'  
Utica 9'  
Roosevelt 9'  
Mayflower 9'  
Hudson 9'  
Majestic 9'  
Cunningham 9' 
Jay-Dee-Jay 9'  
Adirondack 9'
Catskill 9'  
Ike Walton 9'
Lucky Strike 9'
Fairy 9'
National Sportsman 9'
Oriskany 9'  
(資料はfhisngbanjoさんのホームページより)

9ft前後の長さで3ピース36モデルもラインアップされているのです。
凄くないですか?

レッジャーがないので、どのモデルがどれだけ世に出ていたのかを知ることができません。しかし名前を見ると、地名や川の名前(人名もありますね)が付いているモデルが多いので、その場所に見合った釣りのできるロッドであることは確かです。つまり各モデルのテーパーはいろいろな釣りにあわせて提供されていたことがわかります。だからH-I社はどこでも通用するような数少ないモデルを廉価を大量生産した会社ではないということです。というよりは、よくぞ多品種のロッドを世に問うていたと言えます。そしてこの企業姿勢から生まれたロッドを使って育った釣り人がその後の米国バンブーロッドを支えているわけです。

話が脱線しましたが、Cascadeはとても良いロッドなのでちょっとびっくりしています。
米国のフォーラムでは、グリップが太いとか、重いとかいわれていますが、ぶれることなく、きれいに最後までターンするループを作るので感動しています。(それが当たり前ですが)

最近日本でも北海道を意識したような5番の長いドライフライロッドアクションを見かけますが、雰囲気が似ているじゃないか、思うほど力強くてタイトなループなのです。

リールシートはプラスティック(セルロイド)ではないので、中型リールもしっかりと取り付けられます。

こんどこれを持って大きなレインボーでも釣りに行きたいな・・・と願ってます。

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