明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、元旦は竹取物語です。
ビルダーであれば竹の良し悪しに関して区別がつくの当たり前といえばそうかもしれません。しかし竹林に自ら入るとなれば話は全く別です。どの竹林で、どの時期に、良い竹をどうやって切り出すのかが出来る人はそんなに多くはありません。バンブーロッド制作に関わる全ての工程に目配りをするとすれば、素材となる竹の生産地を訪れる、あるいは少なくとも誰が伐採をしてくれているのか知っておくのはきっと自然なことなのだと思います。この部分は、ギャリソンでも話をしなかったことです。若手の有力ビルダーである北岡氏は、竹林に入って竹を切り出すというのはとても神聖な行いだと話してくれました。お酒と供え物を持って竹林の恵みに感謝を捧げます。バンブーロッド・メーキングの長いお話にすてきなプロローグが出来た感じです。使う私も竹とビルダーさんに感謝。釣り人も自然の恵みを享受しています。
A Happy New Year 2014!
There are so many builders who can tell good quality bamboo from bad. But I do not
think there are so many builders who can tell where, when, and how to select good
quality bamboo culm among others in bamboo forest. Yes, if you want to control and
pay attention to the whole process of bamboo rod making, it is natural that you visit
the origin, or know at least who is selecting your material. This is something that
Garrison did not tell us to do. Mr.Kitaoka, a young talented rodmaker told me that
going into bamboo forest and felling culms is a very sacred event.
He brings Sake(rice wine) and toast to the spirit of bamboo forest.
He also bring offering made by rice, and he thanks for blessing. This is a beautiful
prologue for a long story of bamboo rod making. And I as an angler thanks not only
to builders, but also to bamboo itself. We are enjoying the fruits of nature.
話は脱線しますが、日本の場合、エネルギー事情と異なり、トンキンを除けば竹素材は自給自足の国です。一方アメリカはエネルギーを国内で全て賄えるようになりつつありますが、竹は海外輸入にフル依存しています(何たる比較!!)。その意味では、日本のバンブーロッドのほうが、素材という観点から多様性がますます広がっていくことになるのではないでしょうか。すなわちR&Dが米国と比較して進みやすいのです。