フランスからルーブル美術館がやってくる、オルセー美術館がやってくる、マネ、モネ、マチス、モディリアーニ・・・・
そうではありません。
そうではありません。
絵画も興奮しますが、フライの歴史も興奮します。
世界的に有名なKen Takahashiコレクションを、ある方のご紹介で拝見させていただく機会を得ました。
Takahashiさまのご好意で写真掲載の許可を頂きましたので、何回にわけて拝見させていただいた、フライの歴史をご紹介できればと思います。
Takahashisさま、ありがとうございます。
冒頭の写真は、フライに塗るハーディ社のフライオイル。circa 1910~(すいませんしょっぱなから記憶が飛んでいますが)。中身はもちろん当時のもの。
これは胸にピンで留めるルーペ。これもハーディー製。ちょうど水平になる一でパチっと止まる超すぐれもの。キャップの庇に付けるものよりスマート。circa 1910~
親指に取り付けて、小さなアイにラインを通し、結ぶ。
今の昔も遠視で苦しんだ?
ひとつひとつの小道具にそれぞれストーリーがあって、フライフィッシングに対する真剣さと、丁寧さと、そして遊び心が折り重なるように詰め込まれています。
これもフライオイルを入れていたボトルで、革の蓋の先端がボタンにかけられるようになっています。
ピンセットに合体したルーペ。説明は要りません。
みんな100年以上もまえの道具ばかり。
現代でもあればいいのに、と思うアイテムも多々ありました。
しかし、しかしですよ、拝見している間、私は鳥肌が立ち続けていました。
釣り道具でこんなに興奮した経験は記憶にありません。
続く