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Channel: シェフのフライロッドの世界
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2012年 ハンドクラフト展 その2

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毎年なぜか最初に野中角宏さんと目が合います。

角宏さん、今年57歳だそうです。

信じられますか?

どうしてそんなに若くてチャーミングでいられるのか、

ロッドよりもそちらを教わりたいくらいです。

最新の4ピースロッドを早速振らせていただきました。

いいですね、近距離から中長距離まで正確且つリスポンスが早い。

恐らく距離が出てくるともっともっと気持ちが良くなるロッドです。

Cast with Authorityとはこのことでしょう。

実はバットからティップにかけて、インナーは徐々にソリッドから中空になるテーパーと

なっており、角宏さんの言葉を借りれば「本当のプログレッシブテーパーを作れた」とのこと。

また火入れもヒートガンで行っていて、竹の芯から熱くならないと色がこのように綺麗に付かない。

「何らかの化学変化が明らかに起きていて、パワー・ファーイバーを濃縮、というか密度を

高めてくれている」とのこと。

とっても威厳と雰囲気のあるロッドでした。

「昔の2pロッドは作ってもらえないのですか?」

「昔を振り返る時間は残されていないんだよ」

かっこいい・・・・・

角宏さん、ありがとうございました。



次ぎはT-madeの金子孝行さん。

若くてハンサムで、こういう方がFFの次世代を担っていくのは嬉しい限りです。

リールの写真が上手く撮れずに大変恐縮です。

アルミで出来た非常に軽いリールで、シングルクリックが主体ですが、

本当に贅肉を削り落とした機能美溢れるリールです。

金子さんは、恐らくバンブーロッドを意識してリールを作られていると思いますが、

実はグラファイトリールにマッチさせると、驚異的に軽いシステムが出来上がるのではないかと

思います。

あと、一部ブラスを使った重めのリールがありましたが、個人的にはこれが好きでした。

素晴らしいホームページを最近オープンしたようです。

一見の価値あり。

http://fams-t.jp/reel/index.html

金子さん有難うございました。


つづく

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