2012年 ハンドクラフト展 その2
毎年なぜか最初に野中角宏さんと目が合います。 角宏さん、今年57歳だそうです。 信じられますか? どうしてそんなに若くてチャーミングでいられるのか、 ロッドよりもそちらを教わりたいくらいです。 最新の4ピースロッドを早速振らせていただきました。 いいですね、近距離から中長距離まで正確且つリスポンスが早い。 恐らく距離が出てくるともっともっと気持ちが良くなるロッドです。 Cast with...
View Article2012年 ハンドクラフト展 その3
凄いぞアマチュアビルダー! 会場の真ん中にはアマチュアビルダーさんが作られたロッドが並ぶ机があります。 近寄って見ると、凄そうなロッドだらけ。 本当にアマチュアなのかと疑いたくなるロッドのオンパレード。 何が凄いのかと言うと、中空、スプライス、フェルールなどどれも独自性があって、 一目見ただけでその人のロッドと言える点です。 残念ながら繋いで振ってみることは出来ませんでしたが、...
View Article2012年 ハンドクラフト展 その4
ル・グランソワの原田克己さんは衝立の後ろで牛丼を食べておられました。 お腹をすかせていたせいか、とてもいい匂いがします。 昼抜きで見に来ているんだぞ・・と無理やり中断してもらい・・嘘です! お願いして現在開発中のバンブーフェルールを見せてもらいました。 まだ試作とのことで、詳細は述べませんが、和竿の技術を使って突き詰めています。...
View Article2012年 ハンドクラフト展 その5
矢野 宏治さんは、日本では数少ないシルクラインのメーカーです。 もともと繊維関係のお仕事をされていたので、糸を紡ぐ事には知識があったとのことですが、 それでもシルクラインとして販売するに至るまで、4年の歳月を要したとのこと。 紡ぐ機械の癖で形が変わるようで、いかに真円に編みこむのかがポイントのようです。 コーティングはしっかりされていますが、細いPVCと感じるほどにしなやかです。...
View Article2012年 ハンドクラフト展 その6
岩手のビルダー大村善之さん、以前よりもワイルドな感じが素敵です。 日々川に入り自然に触れている印象が一目両全です。 大村さん4ピースながらスムースでアキュラシーに富むロッドを製作されています。 また風にも強い。 フェルールはカーボン。 ロッドに対るプレッシャーは、金属フェルールが曲がらない分その付け根周辺にきます。 素材がカーボンであれば、フェルール自体曲がるので、そのプレッシャーはありません。...
View Article2012年 ハンドクラフト展 番外編
出張報告じゃあるまいし、返ってきたら訪問先とのやりとりを上司すぐに報告しなければならない ・・・わけではないのですが・・・・習性が身に滲みついていて それと、食べログではありません。 でも、あまりにもお腹がすいて、牛丼ではなく、浅草寺傍の天ぷらやさんで 天丼です。 その後、傍のビニール張りの居酒屋さんで日本酒を飲んで体を温めて、 塩煮込み舌堤を打ち、競馬テレビを流す画面にちらりと目をやり、...
View ArticleSFL580 その1
ずっと探していました。 そして見つけました。 Sageのグラスファイバーロッド。 Sageのオリジナルではありませんが、Bob Summersの組み上げたとても美しいロッドです。 文献(Fiberglass Fly Rods by Victor Johnson) よればSFLシリーズ(S-glass Fly Rod)は、 Sageが出した最初で最後のグラスロッドです。...
View ArticleSFL580 その2
Fiberglass Fly Rodsに掲載されているSageのカタログからそのまま転載してしまいますね。 SAGE GLASS FLY RODS (セージのグラスロッドについて) The sage fly rods utilize the high-modulus S-glass fiberglass which transmits unexcelled power for longer...
View ArticleBass on Fly
ご覧になられている方も多いかもしれません。 Simmsがスポンサーのビデオです。 勉強になります。 #3、#4、#5、#6の世界ではありませんね。 ハイモジュラスカーボン、ボロン、理由が良く解ります。 しかし2時間だけでいいから、こんな釣りをしたいものです。
View ArticleVista Turbine Fly Reel
アルゼンチンのSTH社が開発したタービンドラグ・システム。 以前から気になっていました。 特殊なオイルが入っている小さいスペースに、11枚の羽が付いたタービンが付けられてます。 リールからラインが引き出されると、そのタービンが回って、オイルの抵抗でドラグの働きをすると いう代物です。 ほんまかいな? しかしこういう、おもちゃのような、遊び心満載のリール、大好きです。...
View ArticleE.C.Powell The greatest of all その1
E.C.Powell 9フィートハーフ 先調子のAテーパー 彼の典型的なスチールヘッドロッドです。 日本なら本流の大虹鱒や、桜鱒、あるいは樺太鱒やシロ鮭にも使えます。 私が最も美しいと思うロッドの一本です。 息を呑むほどに輝く黄金色の竹肌と、一直線にのびたファイバーが艶やか。 そしてロッド全体を包むブロンズのラッピングには静かながらも洗練された趣があります。...
View ArticleE.C.Powell The greatest of all! その2
中をくり抜くホロービルトはE.C.Powellが始めた手法で、特許を取得。 (全部をくり抜いているわけではないので、セミ・ホローとも呼ばれています) Patent number: 1932986 Filing date: May 12, 1931 Issue date: Oct 31, 1933 どのロッドにもこの特許番号が入っています。...
View ArticleKada ロッド
仕事の大先輩であり、釣りの師匠であり、素晴らしいビルダーでもある、Kさんの最新作です。 大企業の役員さんですから、よくもまあ週末でこれだけの仕事を成し遂げられるのか、ビックリです。 今回、なんと7本もいっぺんに仕上げたそうで、テーパーもギャリソン193、201、F.E.トーマス、ミッジ、 パーフェクショニスト、それに独自のテーパー含め見せていただきました。...
View Article五角の鬼才 宮崎トラウトマン 1
大分県にお住まいの宮崎公一さんが作られるトラウトマンロッド、 5画のバンブーフェルールは類を見ません。 写真でお見せしているのは、定番ではなくプロトタイプのロッドで、 7.1ftの4番です。 まずケースを見てください。 手縫いの皮のキャップに、ロッドテイップがあたる部分はムートンの施されています。...
View ArticleP.Y.M
最近のebayはひと昔ほどビッグネームのVintageものが出なくなりましたが、 久しぶりに凄いロッドが出ていました。 ポール・ヤングのミッジです。 ジャック・ヤングやサマーズではなく、ポールの手によるロッドです。 50年代中期までの作品、若い番号がそれを物語っています。 オーブンでこんがり焼き上がったローストチキンのような肌合いに、ゴールド/カパーのトリミング、...
View Article五角の鬼才 宮崎トラウトマン 2
コルクにはたくさん穴がいていますがデモロッドなのでそれはそれでOKです。 どうしてトラウトマンという名称になったのでしょう。 鱒男さん??? とてもいい感じのロッドです。 リールシートはやせ細らないように1本入っています。 非常にフィット感ある素晴らしいシートです。 リールが安心してくっついている感じです。...
View Articleebay 雑感
トホホ・・・なかなか釣りにいけません。 そこでまたまたebayに。 少し潮が動き出したのか、いいものが流通するようになりました。 先日アップしましたヤングのミッジの次に、何と幻の7フィートのPrincessがでていました。 私、はじめて写真を見ましたが、一発で一目惚れです。 売っているビルダーのピカードさんも興奮気味です。...
View Articleがんばれ養沢川 その1
フライの雑誌の堀内編集長から、養沢川のコテージと、その下流域にある秋川国際ます釣り場の メインハウスが放火により全焼した教えてもらったのが先週水曜日です。 気が気ではなかった。 大変お世話になってきた釣り場、仕事にかまけてここ4‐5年ご無沙汰していました。 本日5月6日(日)に行ってまいりました。 現場は焦げた匂いがまだ残っています。 信じられない。...
View Articleがんばれ養沢川 その2
6時10分、手続き10番、バッジがないのでリボンをもらって久しぶりにロッドを振ります。 本日は加田ミッジの初デビュー。 思ったところに投げれてとっても良かったですよ。 しかし連休最後なのか今日は人が溢れかえっています。 昨日も叩かれているのか、劇シブです。 しかしこの大岩のちょっと先にある深みのある瀬で山女魚25センチ釣りましたよ。...
View ArticleA Graceful Rise (気品あるライズ) Women in Fly Fishing
米国バーモント州マンチェスターにあるThe American Museum of Fly Fishingでは フライフィッシング界で活躍する50人の女性に関する展示を今年度一杯行っています。 A Graceful Rise Women in Fly Fishing Yesterday, Today and Tomorrow さすが懐が深いですね。...
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