Kurtさんに直接聞いてみました!
カートさん、製作されるロッドのアクションはどのようなものですか?
どんなアクションでも製作可能です。ほとんどの場合はお客様の要望に応えて作っています。一番よい方法お客様がどのようなキャスティングをするのか、いろいろなロッドを持ってもらうことです。そうすればどのロッドがその釣り人にふさわしいのかがわかります。
卑見ながら自分はパラボリックなアクションが好きです。パラボリックだと短いラインでもロッドに乗せることができて魚に対してデリケートなドライフライのプレゼンテーションが可能です。2000年以来500本以上のロッドを製作していますが、大半がパラボリックアクションです。
アクションは誰のロッドに似ていますか?
ロッドを製作し始めたころは勉強のために多くのロッドを真似しました。どちらかといえば、スローでパラボリックなアクションを好むため、ぺゾンのスーパーパラボリックなんかにアクションは似ています。またビヤーネ・フリースのロッドにも似ているとも思います。
⇒ぺゾン独特のしなやかさは興味深いですね。意外と繊細なのかな。
よく使用するラインの番手は?
山岳渓流で使用するラインは、魚も大きくないし、流れも小さいので3番ですかね。2番でも可能ですが風が吹いたりするので3番のほうが扱いやすいですね。
⇒2番も使うのですね。
スイスでもブッルックトラウトは輸入されたのですか?ちなみに日本は北米から輸入しました。
日本と同じです。ブルックトラウトは1889年にスイスへ持ち込まれました。スイス独自の魚はブラウンです。レインボーも輸入され、カナダから輸入されたレイク・トラウトとともに山間の湖に放流されています。私は、みなさんごがご存知のインターラーケンhttp://www.jungfrau.ch/en/tourism/のそばに住んでいて、シャッテンハルブ町の助役を務めていますwww.schattenhalb.ch。またAare峡谷(アーレ峡谷/1マイルにわたって氷河が削った峡谷の遊歩道を有する観光スポット)財団の財務担当理事も務めています
⇒日本のほうが遅かったわけですね。
湖ではドライフライはやりますか?
5月、6月になるとブリエンツ湖とトゥーン湖でメイフライがハッチします。その時期になるとトラウト達はワンドに集まってきます。その時には大きなドライフライを使用して釣りをしますが、60センチもあるレイクトラウトがドライフライにヒットする光景には胸がときめきます。魚は力が強く、ファイトを制するにはパラボリックなロッドが必要です。彼らはフライを外すべく飛び出してジャンプはするは、体をひねるは、大変です。 この時期を除くと彼らは湖の底深くで小魚を捕食します。
⇒中禅寺湖や芦ノ湖???
添付の写真は湖から(鮭のように産卵のために)川を遡上するマスたちを待ち受けているところ。大きなレイクトラウトは友人のトムが釣り上げたもので、101cmとスイス最大の記録になりました。あとは自宅の傍を流れる川で釣り上げたまずまずのブラウン。
何すんだよ・・・!!
このヤングのミッジのようなシンプルなロッドがかっこいい!
pictures are by courtesy of Mr.Kurt Zumburnn and Mr. Matthias Meyer (all rights reserved)