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Channel: シェフのフライロッドの世界
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フラットグリップの実践

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手先の不器用な私にとって、完成された道具に追加的な手を加えるということはやりません。しかしパフォーマンスが今ひとつ宜しくないと思っていたクワッド(四角)のバンブーロッドがあって、今回は起死回生とばかりに思い切ってフラットグリップにしました。
 
皆さま既にご存知だと思いますが、通常は断面が円形となっているグリップを、ロッドの投げる方向へ平面を持つように整形されたものがフラットグリップで、島崎憲司郎さんがフライの雑誌100号で提唱されたアイディアです。見た目は今一つですが、自分としては満足。


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エドワーズのクワッドロッドはグリップが正方形、つまり断面も四角でした。その正方形のグリップはとても投げやすのですが、四角い大きな鉛筆を手にしているようで、一片の高さが無いと(すなわち断面が長方形になると)フィット感が更に良くなるのではないか、ということはフラットグリップを知ってから思うようになりました。


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フラットグリップはクワッドにおいて最強の働きをするのではないかと密かに思ったわけです。結果は、期待をはるかに超えるものでした。7ft #4のロッドですが、#4#5ラインもビームのように鋭く伸びていきます。何が変わったのか、①投げる面が安定する、②ロッドの戻りやキックポイントが自然と手に伝わる、すなわちスピードメーターとタコメーター(あるいはバネとテコ)を見ているようで、今までモヤのかかっていたロッドがとてもコントロールしやすいロッドに変身しました。本当に感動です。今まで何だったのか。
 
即ベンチ入りです。島崎さん、ありがとうございます。

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