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Channel: シェフのフライロッドの世界
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日光へ再び

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湯川と湯の湖に再び行ってきました。

今回はビルダーKさんといっしょです。

日光に向かう東北道は東京から湯滝までどしゃ降りで、どうなる事かと思いました。

川に立てば河童か、はたまた釣り人か、他人が見たら区別がつかないでしょう。

じょじょに雨も上がり、終日ハイカーの少ない湯川はとても静かでした。



今回はサマーズのミッジを持っていきました。

ラインは3Mのシャークスキン#3を乗せてあります。

リールはマーキスマルティプライヤー#4。



素晴らしいコンビネーションでした。

サイドキャスト、左肩越しのキャスト、ロールキャスト、リーダだけのプレゼンテーション、

ピックアップ、リフティング、そして釣り味と・・・満点です。



ミッジのコピーはたくさんありますが、例えばR.ランカスターのロッドにしても、

少し硬い気がします。

Kさんもミッジのコピーは意外と固いロッドが多いという同じ指摘をしていました。

サマーズのロッドはとても軽く感じられ、やわらかいというか、丸みを帯びているというか、

とにかく優しさと易しさにあふれています。

といって、10番や12番で空気抵抗を大きく受けるフライも思った場所へ

シャープに投げ込んでくれます。

大きいフライに関しては、逆にその重さを利用して飛ばしているのではないかと思わせるぐらいです。

釣り味もよく、魚の動きを上手く抑えつつ、小気味よくそれを手元に伝えてくれます。

柔よく剛を制すロッド、それがサマーズのミッジでした。



シャークスキンは、PVラインとしてはシルクと同等ないし超える初めてのラインではないかと

思わせます。

撚れず、まっすぐ、素直で、頑固。

キャストするとキューキュー音がするのでガイドに溝ができるかも・・・ということはないか。

もっと使用してみないことにはわかりませんが、なかなか優秀なラインです。



このマルティプライヤーリール、通常のマーキスより巻上げがおおよそ1.5倍早い

(ハンドル1回転でスプールが1.5回転)わけですが、一体そのどこが良いのか。

フライをフックないしガイドに掛けて、ラインを巻いて、張った状態で釣り場を移動するわけですが、

この状態にするのに、いつもより時間をちょっと得したような気がする・・・この効用ひとつだけです。

しかし気分的にそれがとても嬉しいのです。実際はラージアーバーもマルティプライヤーのような

もので、一回の回転で長く巻き上げられるはずですが、時間を節約した気にはなりません。



さて今回はフライに関して少し言及を。なんとWestern Trout Flyのオンパレードでいきました。

ジャンボカディス、そして写真にもありますハンピー(ウィングがカーフテールのV字です)を使用。

ハンピーもたくさん釣れました。

このフライ、見ていると子ウサギのシュノーケリングのようで、白い耳が立った状態で川を

流れていきます。

ローガンには見やすかったです。

実はこのハンピー、写真撮影後大ものにひったくられて、最後は切られてしまいました。

お魚さんごめんなさい。

あと、小さかったけれど、今回初めて湯川で本マスを釣りました。

浅い場所を縦横無尽の弾丸のように走り回り、ファイトが凄かった。



翌日の湯の湖は天候に恵まれ、楽なボート釣り。Kさんも私もそれぞれ50アップの

レインボーが上がり、大満足の一日でした。

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