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Channel: シェフのフライロッドの世界
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Kathryn & Bogdan

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美人フライフィッシャーということで、キャサリン・マローン(Kathryn Maroun)のWhat a Catchから。
 
キャサリン・マローンによるスタン・ボグダンのインタビューです。

副大統領から手紙がきたり、
 
彼のリールを何年も待って待って、みんなが手紙をよこすお話です。
 
心臓か何かの手術を受けた人がボグダン氏に、NYにあるエセックスハウスというホテルで会ったときのこと、
 
ボグダン氏に胸元を開いて手術跡を見せ、『ほらこんな状況なので、生きている間にもう一度サーモンが釣りた
 
い。だから是非リールを』ということで、すぐに対応したけど、6年後にこんどはトラウト・リールが欲しいって
 
言ってきたのさ。彼はまだ生きとるな。(笑)
 
 
 
 
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VIMEOで直接見たほうが大きい画面で見れます。
 
またキャサリンの素敵なビデオが他にも見れます。
 

Kathryn & Bogdan  その2

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ビデオを見ていたら話の内容が凄いので、その2としました。
 
Bogdanは92歳で亡くなりましたが、Kathrynとは厚い友情がありました。
 
それはアトランティックサーモンの保護活動を訴えたディーナーパーティーでのこと。
 
その場で二人は長年の親友のようにお互いを認め合います。
 
その後Bogdanは末期癌を宣告されますが、二人の友情は何事もなかったように・・・・
 
しかし、人間は近づきすぎるといろいろ問題が生じるもの。
 
Bogdanの死の直前に二人は仲違いをしてしまいます。
 
残された少ない時間の中で、二人はどうなっていくのか。
 
KathrynとBogdanの心の情景が時間を追って描かれています。
 
ちょっとした映画のようなビデオ。
 
本当に気のおけない釣り仲間 『fishing buddy』はかけがえのない宝物なのです。
 
Kathryn女史企画とそれにもまして温かい心が光る作品です。
 

Hatch

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諸事情であまり釣りにいけません。
 
妄想が膨らむ中、書籍とビデオ動画が心の支えです・・・って優柔不断なだけですね。
 
Hatchリールの宣伝ビデオです。
 
リールのHatchは本当にハッチから来ていたのですね。
 
これまた素晴らしい映像です。
 
 

Gone Fishin' - Louis Armstrong & Bing Crosby

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この際、映像もじゃんじゃん紹介してしまおうということで、今回はバックに流れる音楽をお聞きください。
FFをされる方は結構JAZZとかROCKとか音楽好きの方が多いのではないかと、勝手に思ってます。
で、歌詞を訳して見ました。歌詞のとおり、本当に早く隠遁生活を送りたいものです。

Song lyrics to Gone Fishin':
I'll tell you why I can't find you
あんたを見つけられない理由(わけ)を教えてあげようか
Every time I go out to your place...
あんたの家を訪れるたびに
You gone fishin' (well how you know)
(釣りにでかけて)外出中だって (どうしてわかるの?)
Well there's a sign upon your door (uh-huh)
だってドアにそう掲げているじゃない (そりゃそうだ)
Gone fishin' (I'm real gone man)
(釣りでかけて)外出中 (俺ってイカスでしょ)
You ain't workin' anymore (could be)
仕事はもうしないのかい? (かもね)
There's your hoe out in the sun
鍬は外にほうりっ放しだし
Where you left a row half done
畑仕事を半部やり残してさ
You claim that hoein' ain't no fun (well I can prove it)
農作業なんてつまらないって言うし (当然でしょ)
You ain't got no ambition
欲も無いようだし
Gone fishin' by a shady wady pool (Shangrila, really la)
日陰の谷間で一休み (桃源郷だ、ほんとだよ)
I'm wishin' I could be that kind of fool (should I twist yourarm?)
僕もそんな馬鹿になってみたい (何言っての、腕でもひねったろか?)
I'd say no more work for mine (welcome to the club)
これ以上仕事はやりたくないし (お気楽クラブにようこそ)
On my door I'd hang a sign
僕もドアに看板掛けて
Gone fishin' instead of just a-wishin'
思ってばかりいるのはやめて、ほんとに一息つきたいね

Papa Bing (yeah Louis)
ビン小父よ (なんだいルイ)
I stopped by your place a time or two lately
一度か二度、自宅を訪ねてみたけど
And you aren't home either
あんただって家にいなかったじゃないか
Well, I'm a busy man Louis. I got a lotta deals cookin'
ルイ、知ってのとおり僕は忙しい身で、やることがたくさんあってね
I was probably tied up at the studio
おそらくスタジオに入りっきりだったはずさ
You weren't tied up you dog
こやつ嘘ばっかり
You was just plain old...
あんただってしがない・・・・
Gone fishin' (bah-boo-bah-boo-bah-boo-bah-boo-bah)
(釣りにでかけて)外出中だって
There's a sign upon your door (Pops, don't blab it around, will you?)
ドアに看板が掛かっている (ルイ、まさか周りにぺらぺら話すわけではないだろうね)
Gone fishin' (keep it shady, I got me a big one staked out)
(釣りにでかけて)外出中だって (黙っててくれよ、でかいやつにでも見張らせないといけないじゃないか)
Mmm, you ain't workin' anymore (I don't have to work, I got me a piece of Gary)
あんただってもう仕事はしないでしょ (しなくていいね、長男のゲーリーに任かせりゃいいし)
Cows need milkin' in the barn (I have the twins on that detail,they each take a side)
納屋にいる牛達の乳搾りをしないと (乳搾りには2番目と3番目の双子の息子をあてがうよ、それぞれが片側を担当すればいい)
But you just don't give a darn (give 'em four bits a cow and handlotion)
しかしそんなに気にしてないよね (一頭につき50セントのお駄賃と、ハンドローションを渡しておけばいいさ)
You just never seem to learn (man, you taught me)
わかっちゃいないね (そんなことないよ)
You ain't got no ambition (you're convincin' me)
欲なんてさらさら無い感じだね (そのとおりだよ)
Gone fishin' (bah-boo-dah-do-dah-do-dah-do)
(釣りにでかけて)外出中さ
Got your hound dog by your side (that's old Cindy-Lou goin' with me)
脇に猟犬を従えて (そう、老犬のシンディー・ルーを従えて)
Gone fishin' (mmm-hmm-hmm-hmm-hmm)
(釣りにでかけて)外出中
Fleas are bitin' at his hide (get away from me boy, you bother me)
蚤が老犬の皮膚を刺して (向こうに行けってば、うつっちゃうじゃない)
Mmm, folks won't find us now because
いまや誰も我々を捜せないね
Mister Satch and Mister Cros
サッチ(ルイ・アームストロング)とクロス(ビン・クロスビー)は
We gone fishin' instead of just a-wishin'
単に願ってるだけじゃなく、本当に(釣りにでかけて)外出したのさ
Bah-boo-baby-bah-boo-bah-bay-mmm-bo-bay
バー・ブー・ベイビー・バ・ブ・バ・ベー・ムム・ボ・ベイ
Oh yeah!
オー・イエー
 
(注)
Gone fishin’は釣りにでかけている場合も指しますが、しばらく店を休みます、とか休養しますという感じです。
Bing Crosbyには4人の息子がいて、真ん中の二人は双子でした。
Louis ArmstrongSatchimoないしPopsというあだ名で呼ばれていました。
 
お粗末です。

ps ところで、ビデオのさかなは何なのでしょう?1匹目はシートラウト? 2匹目は巨大なサヨリですか?

Orvis Multiplier その1

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OrvisのMultiplier (マルティプライヤー) リールには大きく分けて3種類あります。
 
ひとつはCFO Multiplierを製造したHardy製のもの。
 
次にJ.W.Young & SonsのMagnite Multipler。
 
3つめにBritish Fly Reels Inc (BTF)のMultiplier。
 
写真にあるのは2番目のJ.W.Young & Sonsのもの。
 
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雰囲気ありますよね。
 
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このケースがブロンソンのテッドウィリアムスのリールが入っていたような、ちょっと手に取りたくなる
 
大きさなんです。
 
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しかしこのMagliteとは何なのでしょう。
 
ちょっと調べて見ると、もともと調理の世界、つまり鍋とかフライパンとかの素材のようです。
 
1934年、調理器具の設計をしていたWilliamとLouise Wagner(ウィリアムとルイス ワーグナー)兄弟が、
 
今まで使用していた重い鉄に替わって、軽くて熱効率が良く、しかも鋳造が簡単なアルミニウムとマグネシウム
 
の合成金属で調理器具類を製作したのがはじまりで、それをMagliteと呼んだそうです。
 
(調理器具解説ehowより)
 
鉄に比べ、軽いことはもちろん、水による錆や腐食にも強い・・・・・
 
なるほど、調理器具での英知がフライリールにその後転用されたわけですね。
 
しかし、ちょっと重いな。
 
 
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イギリス製なのに修理はバーモント州のマンチェスターに送ればいい・・・となっています。
 
US$5.00のフラット・フィー、しかも会社側に非があればもちろん無料。
 
しかしとても堅牢で素敵なリールです。
 
サーモンフィッシングにいいです・・・今度ロッドに取り付けてみましょう。

Yellowstone now

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今現在イエローストーンを旅行している先輩から写真つきメールをいただきました。

今朝のイエローストーンです。

一体どこの川でしょう。

 Gibbon Riverかな?

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ああ・・・・釣行きたい!

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ショップでフライを見てきてくださいとお願いしました。

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うるうるしてきます。

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Interview

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VIMEOのアドレスにあった彼のインタビューが残念ながら無くなっているので、
YouTubeにあったインタビューを埋め込みました。

インタビューの訳はGary Loomisの書庫にあるチャーミングなLoomis氏その1とその2をご覧ください。
それにしても何度見ても感動します。






Grand Teton now! vol.1

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先日Yellowstoneの写真を送っていただいた先輩の続報です。

昨日今日ではありませんが、ほんの少し前のGrand Teton 国立公園はJackson Hole 近辺の様子です。

Yellowstoneを少し南に下ると・・・そこは

抜けるような青い空、白い頂き、輝く水面、フライフィッシングの聖地。

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1942年に撮影されたアンセル・アダムスの有名な写真Tetons-Snake River

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いきたーい!!!!

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すばらしい・・・言葉が出ないです!

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船を出したばかりかな。

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大きい魚がいそう。

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ところでSnake Riverの規制は下記のとおり


Snake River from 150 feet below the Jackson Lake Dam downstream 1000 feet to the gauging station and the Snake River from the south boundary of Yellowstone National Park downstream to Jackson Lake.
Limit is 3 trout per day or in possession.
Only one trout may exceed 20 inches,


Snake River from the gauging station 1,000 feet below the Jackson Lake Dam to Wilson Bridge (WY Highway 22 bridge).
Limit is 3 trout per day or in possession.
All trout 12 to 18 inches must be returned to the water immediately


Buffalo Fork and Pacific Creek
Limit is 3 trout per day or in possession
Only one trout may exceed 12 inches
Only artificial lures or flies may be used


Jackson, Jenny, and Leigh Lakes
Limit is 6 trout per day or in possession.
Only 1 trout may exceed 24 inches.


All other open waters including the Gros Ventre River, Ditch Creek, and Spread Creek
Limit is 6 trout per day or in possession.
Only 1 trout may exceed 20 inches


大きい魚ほど規制が厳しいのですね。

納得。



Grand Teton now! vol.2

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先輩に「面白そうなフライを見繕って下さい」と・・・・・・・

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昨年訪れた群馬県にあるプロショップ、アンクル・サムを思い起こしますね。

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カットスロート・・・いやイトウではないか?・・・巨大

それでどんなフライを食べて大きく育っているの?


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なんというテレストリアルでしょうか。

動物の毛を使用した伝統的なフライ

ではなく、新素材によるデフォルメした

フライ。


まるで印象派や精緻な写実主義の絵画

から発展した抽象派の絵画のような

フライ達。


しかしポイントは押さえた形状に

トラウト達はたまらず飛び出すの

でしょうね。









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モダンアートとトラディッショナルアート

の素敵な融合。


しかし大きなフライは

ローガンにはもってこい。


そこらの狭い川幅の日本の河川でも

あるまいし、

フライは大きくて目立たないと。

実は魚もそうだったりして。

大きくて歳を取った魚は

ローガンだったりして。


大きなドライフライというより

浮きに針が付いているようなものかも。


ところで、これお土産に持って返って

きてくれるのかな?









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破顔一笑。

こちらまで幸せになります。

先輩ありがとうございます。


Orvis Multiplier その2

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オービスのBritish Fly Reels Inc (BTF)によるマルティプライヤーリール。

バテンキル・リールをベースに仕掛けを組み込みこんであります。

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同じリールを持っておられるKazuさんから以下の情報いただきました。

内と外のリングギヤを、3つの遊星ギヤで連結させて増速させてました。

内側 51T 
外側 81T

でギヤ比は約1.58でした。

材質はプラスチックとのこと。(以下3枚の写真はkazuさんのご好意により掲載の許可をいただきました)

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マルティプライヤーの駆動部の上蓋を外して見たところ。結構考えられた仕掛けですね。

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分解してもらって中を取り出してみると

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しかし何を参考にしてこのようなリールの設計に至ったのでしょうか。






Orvis Multiplier その3

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それにしてもDisc3/4 と5/6でどうして爪のカバーが違うのでしょう。

しかも位置も逆さまだったりします。

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まあいいか。

スプールを外した状態で駆動部をはめ戻すと下のようになります。

どうして、回転のレバレッジが効くのかいまひとつ腑に落ちていません。

だから物理が駄目だったんだろうな。

この程度の仕組みがわからないのであれば物事を語る資格無し。


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誰か教えてください。

ところでGrand Tetonでタイイングされたフライ達、でかい!

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次ぎも

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その次も

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こんなテレストリアルか、水生昆虫を食していたら当然魚は大きくなるはずです。

やっぱり最低でも5番、7番でも全く問題ない感じがします。



6.9ft #3 3P2T  その1

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『200本近いバックオーダーを抱えているので、5年待ちますが大丈夫ですか?』

『待ちます。』

2007年2月にオーダーして本当に5年ピッタリでロッドが出来上がりました。
毎年40本、ハンドプレーニングで製作を続けるマイク・クラーク(Mike Clark)は
コロラド一派の今や押しに押されぬ大親分です。
彼はまた、グッドウィン・グレンジャー(Goodwin Granger)に代表されるコロラドの、
かつてのプロダクションメーカーの功績や伝統を後世に伝えていこうとする
バンブーロッドの歴史家でもあります。

マイクのバンブーロッドに傾けるひたむきな情熱は誰にも劣りません。
今回のロッドを手にしたとき、こちらの希望を思い描いたとおりに表現してきたくれたので、
びっくりしてしまいました。

通常ビルダーさんにはロッドのラインナップがあって、購入者はそのなかから好みと思われる
アクションを選択することになるわけですが、マイクの場合はそこが異なります。

釣り人は本当にわがままなので、そもそもビルダーさん側で用意された既成のアクションには
99%満足しても100%は満足しない、という前提が存在します。
これはベテランになればなるほど自分の釣りスタイルが決まってきて、
もう少しバットを強くして欲しいと、テイップを繊細にして欲しいとか、軽くして欲しい、
グリップを細くして欲しい、ホローがいい、3pが持ち運びに便利、などと
いろいろと希望が出てくるわけです。

当然といえば当然で、同じパートナーとはいうものの、交換が容易でない奥方とは異なるため
(もとい・・・)、ロッドだとついつい愚痴が出てしまうわけです。

マイクは、自分の釣り方を既に確立している人に対し、
その人の要求に見合う的確なロッドを作ってきます。
それが神の手と呼ばれる所以なのです。

5年前にオーダーをお願いした時は、7.5ftの4番向けロッドでした。
しかし、注文主の気持ちも変わるかもしれないので、順番が来たらロッドの希望を
詳細にわたって聞きますね、とアシスタントのキャシーさんは言ってくれてました。


そして今年の頭に、ようやく順番が来ました。
『いかがしましょうか?』キャシーさんからメールが突然入ってきました。


続く

(写真はsneak previewということでマイクから送られてきた3枚の写真)

6.9ft #3 3P2T  その2

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いろいろ注文のあれこれを考えるのが楽しいわけです。

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Dear Kathy
 
Yes I finally made up my mind.
Followings are my request for Mike.
 
① Piece: 3 piece
② Length: 6ft 9 inch (or any length between 6’6” and 6’11” will be OK
③ Line#3 double taper, leaders + tippets range from 1015ft
④ Fishing style Dry fly from#18 #12.
   I want to place my fly where my eyes go.  Therefore, I would like my rod to have a power to give  
   smooth turnover till the very end.
   I am a three quarter to side caster.
⑤ I would like to fish Yamame, Iwana, Brook trout in a small stream with this rod.
⑥ GripPayne Style(but only cork please / picture #SLC46 )
⑦ WrappingTranslucent olive double-tipped with red and black.
⑧ Hook keeper Yes
⑨ Stripping guide Agate with amber or orange color.
⑩ Reel seat Slide band. I would like all the metals to be blued.

⑪ Wood  I would like to leave this to Mike, because I am not sure at this moment that how dark

   the color of bamboo becomes.
 
 
キャシー様
 
これと決めました。
以下がマイクへのリクエストです。
 
① ピース:3ピース
② 長 さ:6フィート9インチ、ないし6.66.11の範囲であればOK
③ ライン:3番ダブルテーパー、ティペット1011フィート
④ 釣りのスタイル:ドライフライ、サイズは18番から12番まで
  目が追ったところにフライを投げられるロッド、よってリーダー先端まで滑らかにターンさせる 
  ことのできるパワーをもたせてください
  自分はスリークウォーター、ないしサイドキャスターです
⑤ 対象魚はヤマメ、イワナ、ブルックなどで、小さい流れで使用します
⑥ グリップ:ペインスタイル(写真の#slc46のように全てコルクでお願いします)
⑦ ラッピング:透けるオリーブに赤と黒のダブルティッピング
⑧ フックキーパー:付けてください
⑨ ストリッピングガイド:琥珀ないしオレンジ色のアゲート
⑩ リールシート:スライドバンド方式で黒染してください
⑪ フィラー:ロッドの焼き色がどの程度になるのかがわからないので、素材はマイクにお任せします

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Dear XXXXX
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Who is the maker of the reel you plan to use with this rod?  Mike needs to know to mortise the wood spacer correctly.
 
Mike has a fine taper for a 6’ 9”, he will customize the butt section for you to add power to handle the long leaders.
 
Mike will choose a wooden spacer for you after he flames the cane to find a match.  Do you prefer a Straight Grain Wood Species or Figured Burl?
 
 
このロッドにはどのメーカーのリールを装着するの?これ、ウッドスペーサーを正確にくり貫くためにマイクが必要とする情報なの。
 
マイクは6’9’’の素晴らしいテーパーを持っていて、あなたの希望するロングリーダーを繰るのに必要なパワーが出せるよう、バット部分に少し調整を加える予定。
 
またマイクは竹に火入れして、その肌色に合うウッドスペーサーを選ぶわ。シンプルな木目調、それとも紋様のある木目調、どちらをお好み?

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続く


A Steelhead Family

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スペイ用のバンブーロッドを作るボブ・クレイ (Bob Clay)のビデオです。
こういう生き方も素晴らしいなと思います。



6.9ft #3 3P2T  その3

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今回のオリンピックでは、日本人選手が様々な競技で活躍していますが、ちょっと感動したのは
アーチェリー。男女ともにメダルを獲得しました。万歳!!・・・

しかしなぜかフライのキャスティングと結び付けてしまう自分に気が付きました。
的がライズリングに見えたのは私だけでしょうか。
 
スローモーションで放たれた矢が振動を繰り返しながら放物線を描いて的に向かう姿は、
フライラインがシュートされる時の感覚を思い起こさせます。
 
オリンピック競技の場合、アーチェリーは70メートル(76.6ヤード/201フィート)
先にある122センチの的を狙うのだそうですが、的に書かれた円の隣との幅は6.1センチ。

つまり10点の直径は12.2センチしかありません。
ほんなかいな??コーチの人たちが望遠鏡を覗いて、的への当り具合を確認する理由がわかりました。

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フライでもディスタンス競技があって、シングルハンドで60メートル以上の飛距離を競いますが、
アキュラシー競技では815メートル先にある的を狙うというように、実際の釣りに即しています。
 
またアーチェリーの試合では、相手が矢を放ってから20秒以内に自分の矢を放たなければなりません。
これってライズを発見したら比較的短時間でそこにフライを打ち込む感覚に似ていませんか?

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尊いオリンピック競技を引き合いに出すなど不届き千万、ここまで引っ張って何を言いたいの・・・
そう、フライロッド(バンブーロッド)は弓と同じである。

そんなの当たり前だ。両方とも狩猟道具として、いかに効果的かつ効率的に獲物を捕らえるのか、
という実践の歴史から研ぎ澄まされてきた道具です。
 
もちろん近代はスポーツとしての要素が加わり、また素材の大きな発展もありましたが、道具としての基本的な目的に変わりはありません。

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バンブーロッドはその素材ゆえに道具として原始的であり、その素材ゆえに奏でるテンポが私の逸る心を静めてくれるのです。

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自分が目で追う的(目標ポイント)に対するディスタンスとアキュラシーの2つのベクトルを判断し、一息心を落ち着けて、キャストします。

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その思いが伝えられるロッド、その思いを受け止めてくれるロッド、それが自分にとっての良いロッドです。

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マイク・クラークの今回のロッドは、自分の金メダルを叶えてくれるお気に入りになりそうです。

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バーチャル夏休み 1

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ちょっと一息。

しかし同じような取り込みかたをして、たかだか50cmのレインボーで折れてしまったロッドがありました。

ターポンはカーボンで大丈夫なのでしょうか。

バーチャル夏休み 2

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英国のクリークでブラウンを釣ります。

4'8'のショートバンブーロッドを片手にブッシュの中をサイドキャスト。

キャスティングの上手い下手はこのさい問いません。

水の流れる音が心地よい。

しかし目標とは明らかに違うところへフライが着水しても、常設釣り場より思い切って魚が出てくるのはなぜ。

そこにも魚がいるからです。

釣り人はRawson & Perrin、 バンブーロッドを作っている2人組みの片割れのようです。

こちらをご覧ください。
http://www.rawsonandperrin.co.uk/Index.htm

でも彼らのロッドは頼むことはないかな・・・

Pflueger and One-Pfoot

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フルーガーの古い1492

軽くて、シンプルなカチカチがしっかりしていて、しかもミッドアーバーと来ている。

このリール、実はどのロッドにも良く似合う。

マーキスやCFOに勝るとも劣らない名器。

しかしフット部分が広くてしかも厚く、多くのリールシートに適合しない。

そこでフットをHARDYのリールなどと同じ大きさにする

One-Pfootなるものが売られています。

色は黒とシルバー。

最初の写真の左側のリールは黒いOne-Pfootに変更したもの。

右のリールは何もいじらない状態。

そして左側のリールの手前にはもともと付いていたフット、右側のリールの手前には

今後このリールの装着予定のシルバーのPfoot.

あっという間に交換できました。

やはり固いフィーラーでダウンロックなり、アップロックなりのスライドバンドには

ぴったり。

ロッドに付けて見てもすてきですね。

このちょっとしたことが異常に嬉しいです!!

Model 260  その1

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ほんとに長く待ちました。

10年(Decade)とまではいかないものの、こっちが朽ちて(Decay)してしまう。

後から申し込んだ人達がデリバーを受けているのに、どうしてだ!

あんたも歳取るけど、こっちだっておんなじだぞ。

出来上がったころにヨイヨイでは、なんでわざわざ頼んだのかわかりゃしないじゃないか・・・

と書いたら2週間後には出来たよ、と連絡あり。

ありゃ! もっと早くに騒げばよかった。

スタン・ボグダンも、心臓が悪くて長生きできるかどうかわからん・・・という人にすぐに送ったら、

何年かして追加注文が来たと笑っていましたが、どっちもどっちですね。

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ちょっとウレタンが厚化粧になりましたが、老いたらそれも仕方がないか。

雰囲気があります。

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ひも付きキャップは健在。

またケースのブラスキャップも手に馴染んでまわしやすい。

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ロッドでは大切な『境界線』、例えばグリップとバット(ワインディングチェック部分)がすてき。

これぞポール・ヤング時代から受け継いでいるサマーズの伝統的な顔。

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機能美溢れます。

続く


サマーズ氏のキャスティング

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もうご覧になられた方も多いかもしれません。
サマーズ氏がお孫さんのCaraさんにフライキャスティングを教えています。
 
フライが少しだけ重い(抵抗が大きい)のかもしれません。
ややスラックの入ったキャスティングですが、
 
サイドから川岸の反対側を狙って、綺麗にメンディング入れていきます。
川も湯川っぽいな。
 
やはりそうか。
ロッドは作り手のキャストを素直に反映します。
 
260などは少し肩越しにロールさせるようにラインを出してあげると綺麗に決まります。
ご覧のとおり御大が目で追ったところにフライが行くのです。
 
この映像は2009年に撮られたものです。
だいぶお歳を召されましたが、まだまだお元気ですね。 
 
 
 
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