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Channel: シェフのフライロッドの世界
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売りに出された英国の老舗 その2

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グローバルな釣具メーカーとしてGreyというモダンなイメージを与えるブランドを二本目の軸として、Hardyは積極的に海外展開を進めています。

以下前回の続きです。

It developed the first carbon fibre fishing rods and, in partnership with 3M,

recently created rods made from the new SINTRIX™ carbon fibre material that
has won a string of awards at international shows.

ハーディ社はかつて3Mとパートナシップを組んではじめてのカーボンロッドを
開発した。最近ではSINTRIXという新素材を使用したカーボンファイバーでロッドを
製作し、数々の賞に輝いた。
 
 

Meanwhile,Brewster has spoken about the decision by Hardy & Greys to set up

a subsidiary in France along the lines of the operations that have proved such a

success in Germany and the US.


一方、ブリュースター氏はドイツやアメリカでの運営が成功したことを受けて、
ハーディー&グレイ社がフランスにも子会社を設立することを明らかにした。

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The fishing tackle manufacturer has been developing business overseas as its bids
to reduce dependence on its traditional UK markets which have endured a difficult time over recent years.

この釣具のメーカーは、近年売り上げが芳しくない(英国)国内市場への依存を脱却
すべく、海外での事業展開を推し進めてきている。

 

Brewster told Angling International: “The UK market has been difficult for some

time and we have been looking at where other opportunities lie overseas.


ブリュースター氏がアングリング・インターナショナル誌に語ったところによれば
「このところ英国市場での売上げが悪化しており、海外市場に商機を求めている」

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“We launched subsidiary companies in Germany in 2007 and North America a

year later and both have been very successful, producing a substantial amount

of business that is still showing encouraging growth curves.


「私達は2007年にドイツに進出し、翌年には北米に出たが、双方ともうまく行って
おり、かなりのビジネス行ってきている。しかもまだ成長が続いている。
 
 

“Asa result of this we have looked at other European markets and where we

think the biggest potential lies. France is the next logical step to launch a

subsidiary operation.”


「したがって今度はポテンシャルの高いヨーロッパのほかの市場に進出するという
ことになる。その考え方からすれば次に子会社をする候補地はフランスとなる。」

 

“The business will not be on the same scale as Germany, where we now employ a

total of 12 people, including seven sales representatives, and have our own
warehouse in Lohne. The French operation will consist of a small sales and
marketing team concentrating initially on our fly and carp fishing brands.

「ドイツでは7名の営業担当を含む総勢12名のスタッフで回しており、ローヌには自前の倉庫も持っている。フランスのビジネスはドイツほど大きくないだろうから、もう少し少人数のマーケティングと営業部隊を考えており、事業は主にフライとカープ・フィッシングに絞り込む予定だ。」
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“Geographically France is huge and we will be aiming to develop the market, but

we will be matching our investment with opportunity. Having our own team there

will give us the flexibility to grow in line with the business.


「フランスは地理的に広いし、市場開拓に期待が掛かるけれど、商機に見合った
投資を行っていくつもりだ。自分達の子会社なので、ビジネスに沿った格好で柔軟に市場を拡大していくことが可能だ。」


“It costs a lot of money setting up our own operation, investing in staff,warehousing and inventory, but we believe it is warranted.


「自分達のオペレーション、従業員への投資、倉庫に在庫を持つため、費用は
かなり嵩むが、元は十分取れると踏んでいる。」


“Our experience with distributors around the globe has been mixed and rarely

maximizes the full market potential. There is no substitute for having your own

team on the ground in certain territories.”


「グローバルな配給に関しては本当にいろいろとあって、市場のポテンシャルを
最大限に引き出すことはとても難しい。したがって、特定の地域では自分達の
子会社を直接置く以外に選択枝がない場合がある。」


Hardy& Greys has placed advertisements in the fishing trade press for a Key

Accounts Sales Manager and a Sales Representative for the French business and

has been sounding out retailers across the country.


ハーディー&グレイ社はフランスにおける大手販売会社のマネジャーや、代理店の人間にむけて業界紙に広告を打ち、さらにフランス全土の小売業者にサウンディングを実施した。

 
“We have been talking to independent retailers and regional multiples. Our brands
- particularly Hardy and Greys – have recognition in France and that obviously
will help open some doors,” added Brewster.


「単独の小売店や、地域で複数の店舗展開をしている人間と話をしてきたが、我々
のブランド、特にハーディー&グレイはフランスでも良く知られており、この知名度は
かならずや市場開拓を手助けしてくると見ている。」 とブリュースター氏は締めくくった。

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私を含めたフライ歴の長い人間にとって、HardyはPerfectであり、St.Georgeであり、Lightweightであり、Marquisであり、Hardyのレガシーから逃れる事はできません。
しかし一方で、若い釣り人にしてみればレガシーよりテクノロジーかもしれません。
新しいオーナーが誰になるにしても、このレガシーとテクノロジーをバランスよくマネージして、同社の更なる発展を期待したいですね。


本年もいろいろな戯言にお付き合いいただきありがとうございました。
来年が皆様にとって良い年であります心よりお祈り申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。



イタリアバンブーロッド協会 最新刊 1 

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みなさま、明けましておめでとうございます。
本年よろしくお願いいたします。


さて、ヨーロッパ大陸もバンブーロッドブーム。スイスばかりではありません。
お隣のイタリアは最近すごいことになっています。

バンブーフェルール、カーボンフェルールと最新のBamboo Journalではイタリアでの
トレンドが紹介されています。(本当は年4回発行の予定が昨年は2回にとどまってしまいました。)

デンマークからはビヤネ・フリースが、アルゼンチンからはマルチェロ・カルヴィエロがバンブーフェルール
について詳細に語っています。

また、カナダからはダブルハンドのボブ・クレイが自分を語ります。
彼は確かイタリア移民なんですね。


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IBRA (ITALIAN BAMBOO ROD ASSOCIATION / イタリアバンブーロッド協会)より
写真の掲載、翻訳、内容紹介の全面的な許諾を頂きました。

IBRAのホームページ
http://www.rodmakers.it/

Bamboo Rod Journal のダウンロードはこちらから。画像が多いため少しだけ時間が掛かります。
http://www.rodmakers.eu/

それでは、フリースさんの記事から一部をご紹介します。
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History
At the time this story toke place I was 46 years old
and had been building rodsfor more than 20 years.
Through the years I hadperfected my working methods
and was convinced that theonly improvement of
my work from now on wouldcome from growing experience.
But a travel, exchangingideas and thoughts
with other human beings, andsuddenly out of nowhere
inspiration shows her lovelyface and things
change! I came up with anidea that not only improved
the performance and spirit ofmy rods but hopefully
also will become aninspiration for the modern bamboo
fly rod of the future.
The idea for my FIBH came tome during a visit to
Japan.


(以下英文は省略します)

 
  私が(ビヤネ・フリース氏)バンブー・フェルールを製作しようと思ったのは 46歳の時で、ビルダーとしては既に20年のキャリアがありました。バンブーロッドフェルールアイディアは日本を訪問した時に生まれました。
 
  1998年に私たち夫婦を日本に招待してくれたのは野々垣ご夫妻で、水戸に滞在しました。そして既に私のロッドのクライエントであった島崎憲司郎さん、彼はTIMECOのフックデザイナーで、A FlyFishers View”という画期的な本の作者であり、発明に富むフライタイヤーで、フラメンコ奏者・・・・ から招待を受けていました。
 
  島崎さんは、その晩フライの雑誌社の中沢編集長(当時)さんと、日本の伝統的な鮎竿の作り手である中村羽舟さんを招いてくれていました。鮎釣りには乾燥した竹で3.65.4メートルの竿を使用します。島崎さんは7.6ftのバンブーロッドを部屋から持ってきて私に見せました。
「ビヤネどう思う?」。
それは中村羽舟さんが作ったロッドでした。島崎さんが私製作したロッドを羽舟さんに何本か見せたらしく、中村さんは自分でもフライロッドを作ってみたいと思ったそうです。私は中村さんの作品に強い衝撃を受けました。


  中村さんは竹がどういうものかをよく理解されています。フェルールのメスの部分は真竹製で、直径6~7ミリの穴が作られています。バット側の先端部とテイップ側の付け根をそれぞれ同じ直径に削り、メスのフェルールをバット側に装着します。ニッケルのフェルールを真竹で作成、バットに接着したようなものです。メスの部分はシルクスレッドで巻かれ、何回もバーニッシュされています。
 
  竹は非常に強いようで、時として非常に弱いものです。しかしシルクスレッドの補強巻きには目が開かれました。メスのフェルールを維持するのにそれで十分なのだと。しかし中村さんのフェルールは単にニッケルシルバーを竹に変えただけなので、ロッドのパワーファイバーが削られて断絶されるという点が気になりました。せっかくフェルールに竹を使用しているのだから・・。
 
  その晩、頭が巡り布団に入っても寝ることが出来ませんでした。バットの先端をスウェルさせ、そこに丸い穴の開けてテイップを差し込むのはどうだろうか。しかしそれだとやはりパワーファイバーを取ってしまう。であれば6角の穴を作ればよいのか?6つのストリップの内側を削って、それを組み上げたら中が6角形になっている? しかしやるしかないだろう。それなら昔のグラスロッドのようにテップ側をメスにするのはどうだろう
翌日そのアイディアを絵にして島崎さんに説明しました。
すると彼は「バンブー・ヘキサフェルール!!!」と名付けたらどうだと言いました。

このようにしてF.I.B.Hは日本での眠れぬ夜に誕生したのでした。
 
(なお羽舟さんのフェルールも、F.I.B.Hの影響もあってその後大きく変わっています。本当に素晴らしい事です。)

それにしてもこのように日本の話がフリース氏を通じてイタリア(もちろんスイスやドイツのビルダーさんも見ています)のビルダーさんたちにシェアされるのは感激ですね。

Fish in Scotland Digital Edition

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スコットランドの観光局のオフィシャルサイトに掲載されるデジタル版のパンフレット
国上げて観光を目指すと言うのはこういうことか、と思わせる内容。

いろいろな情報がとても良く整理されていて、
非常にわかりやすい。
当然ですが、とてもオープンな感じを受けます。

大事なポイントは、スコットランドに釣りに行きたい!と思わせることですよね。
見る是非行きたいです・・・・


直接デジタルパンフレットに進まれる方は下記を
http://edition.pagesuite-professional.co.uk/Launch.aspx?referral=mypagesuite&refresh=o15Q07YzAi91&PBID=3b1fe141-c361-4bdd-b1cc-da3b44105996&skip

こちらはOfficial Siteでデジタル版はTopの右上に入り口があります。
http://www.fishpal.com/VisitScotland/index.asp?dom=VisitScotland

スコットランド全土のサーモンリバー。
Spey川もあります



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それぞれの川のちょっとした紹介。

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これで私もスコットランド通なんてことはありません。

International Fly Fishing Film Festival (IF4) 2013 Trialer

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International Fly Fishing Film Festival (IF4)が主催するフライフィッシングのフィルム上映会、アメリカではフライフィッシングショーと併設して上映されています。

~6本のショートフィルムをあわせたもので最近Trailerがアップされたので
紹介します。
是非日本でも見てみたいですね。

以下、何回かに分けてそれぞれのショートフィルムのTrailerをアップします。
こういう集まりが日本にもあるといいですね。


なお、このフィルム日本でも主催者側と交渉すれば上映が可能だと思います。

もし何か催しものなどで、上映されたいと思われる方がいらっしゃれば、全面的にお手伝いいたします。

IF4  2013 Trailer その2

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Only The River Knows

続きが見たくなりますね。

IF4  2013 Trailer その3

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Surf Up


Red Fish. イシモチの親分のようなさかなさん
専用のサーフィンにのって釣りなんて素晴らしい
。音楽もすてきです。

IF4  2013 Trailer その4

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A Deliberate Life


自分の人生の取って大事なことは何か、オレゴンの素晴らしい自然を背景に
5人の釣り人の人生を浮き上がらせます。

全部見たいな、これ。




Catch The Moment

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フィルムばっかりじゃない・・・・。
そのとおりです。

しかし、仕事から離れて、寒い中でも没頭して見れるのはやはりフライフィッシング。
NZのレインボーやブラウン、20分近くひたすら釣り続けるシーンです。

ご覧になられた方ももう一度どうぞ。
解禁が待ち遠しいですね。

13 ピース ロッドの製作 その1

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スイスのマエストロ、カート・ザンブランさんにバンブーから最終的なロッドに仕上がるまでの過程を見せていただくことになりました。
今後何回かに分けてレポートしていきたいと思います。

スイスなので、どのように竹を仕入れているのか興味が湧くところです。
2種類のバンブーストックをお持ちでした。

ひとつは商社経由で仕入れたトンキンケインで、
まあこれは普通だと思います。

もうひとつの入手経路を聞いてたまげてしまいました。

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節と節の間の長さを見てください。
50年以上寝かせたぺゾン&ミッチェルのオールド・カルムだそうです。
カート氏は、これをまとめて手に入れたそうです。
うっそー ><)/

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彼はPerfcet Cane!!と叫んでいました。

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むっちりと入ったパワーファイバー。

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まっすぐな繊維でとてもきれいですね。
竹美人さん、と呼びたくなるような。

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ロッドのトレードマークとなる星マークをスプライスで行います。


13 ピース ロッドの製作 その2

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組み合わせると右のように変形6面体、昔の東急東横線(みどりの電車)??、あるいはお結び型になります。


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カートさんがスターと呼んでいる模様でスプライス工法によるます。

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カートさんチョコレート工場ではありませんが、このように製作する過程をディスクローズするのはとても面白いですね。

この次ぎは火入れなのかな?



Educated Trout Part 1,2,3&4

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何時撮られたのかわかりませんが、素晴らしいビデオです。
特に魚から見た水面のフライ、ウィングがどれほど重要であるかを恥ずかしながらようやく知りました。

フライの全体像が、直接水面に触れている部分と、鏡に映る2つのパートとなってわかるのですね。

これで見切られる理由が良くわかりました。





フライ人 リニューアル 

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写真も字も大きく、さらにすっきりしたデザインで、明るい日差しが心地よく、
月夜の光が暖かく、まるでその中に自分がいるような、そんなリニューアルです。
 
編集人から写真の掲載のお許しを頂きましたが、一番のお気に入りは上の写真です。
 
釣りとは関係ないのですが、開かれた雑誌を目指す気持ちがこの一枚に集約されています。
 
 
素敵な写真、温まるイラスト、洒落た文章、道具の解説など
是非ごらんになってください。
 
いまだとモンタナのツインブリッジにグレン・ブラケットと、笑顔の編集人が
見れます。
 
 

13 ピース ロッドの製作 その3

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グリップはコルクかバーチ・バーク(Burch Bark)、すなわち白樺の樹皮で巻かれたものから選択できます。ラタン(籐)同様ですが、バーチ・バークのほうが細い分、作業も多そうです。


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全体的にはこんな感じになるようです。そしていくつもあるリールシートの中からお客様に選択してもらうことになります

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作るプロセスがお客様に『見える化』されているのはとてもいいことだと思います。

ところで次
の写真はトラベルセットですが、ラッピングのデザインを見てください。途中から幽霊のように透明になります。
トム・ドーシーがトーマス&トーマスのロッドで赤のシルクを周だけ使用するという、非常に手の混んだ作業の話をしていた記憶があります。これもそれに勝るとも劣らないラッピングではないでしょうか。

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おしゃれな道具という感じがしていいですね。
次のステップが楽しみです。

2013 つるやハンドクラフト展 その1

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さっそく行ってまいりました。
今日は同業の大先輩であり、ビルダーでもある加田さんと見て回りました。

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こんにちは。
毎年カメラぶら下げてすいません。

山城さん写真を一枚、・・・「私ですか?」
すてきですね。

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いやー、昨年に比較すると初日から賑わっていること。
いろいろ上向きになってきているからでしょうか。

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いつも笑顔で迎えてくれるのが杉坂さん。
手にもたれているのは電動ワカサギロッド。

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芦ノ湖で絶大な威力を発揮するワカサギフライ(湖尻にある岡本さんのわかさぎフライ定食ではありませんよ!)
そのまま浮かべておけばドデカイ・ブラウンがドカン!

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石田さんの蜉蝣ロッド。
ちょうどいらっしゃらなくてお話はできませんでした。

続く


2013 つるやハンドクラフト展 その2

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Studio Thin Lineの石坂さん。
ここでは2つの話題に花が咲きました。

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ひとつは大型魚を釣り上げるバンブーロッドで、実際にフロリダでターポンを何本も上げてきたそうです。見てください、12本のストリップを貼り合わせてから作られた変形ヘキサゴン。アメリカの鬼才マイケルモンテーン、あるいはスイスのカート・ザンブランの構造と共通するものがあります。

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手前からシーバス、ボーンフィッシュ、ターポン向けのバンブー。フェルールは金属製だと折れてしまうので、スプライス。全く問題がないそうです。
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もうひとつの話題はフェノールレシンによるグラスロッドです。写真にはありませんが、昔ながらのシガー色したブランクが素敵でした。しかし、先般の雑誌紹介であっといまに在庫切れ間近。日本でブランクを提供していたところも海外需要で在庫が底をつき、今後の生産予定もないとのこと。

石坂さん、ありがとうございました。

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プライムタイムの宮崎さん、昨年秋島の昭和記念公園での展示会でもお話をさせていただきましたが、スマートでかっこいい方です。

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トレードマークの斑模様に、振り心地のよさそうなロッド群。
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作りも丁寧で美しい。
個人的にはATHのリールをバンブーロッドにのせているところが大好きです。

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横で加田さんが製作に関していろいろ質問されています。
何でも気さくに答えてくださる宮崎さん。

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盛上がってます。

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センスの光るサイン。フェルールもトランススーセントでこじゃれています。
宮崎さんありがとうございました。

続く

2013 つるやハンドクラフト展 その3

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橋本さんです。
うっとりするほどきれいで、個人的には以前よりもさらに洗練された感じを持ちました。

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見てください。これでも普通バージョンだそうです。
アメリカは西海岸の大物ブローカーであるジム・アダムス氏のカタログに、TOKACHI RODという紹介の段落が設けられている理由がわかります。

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橋本さんがロッド作りで気にかけていることは、自分の重さではしならないロッド、すなわち投げ手の思い通りにラインを運ぶロッドです。しかし、ホローはテイップまで貫いているとのこで、見せていただいたのはどれも長めのロッドでしたが、3番でも十分に大型レインボーが上げられる芯の強さを感じました。

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顔よりロッドを、とおっしゃられるビルダーさんが多いいのですが、前回よりは少しだけOKということで、写真をのせました。

橋本さんありがとうございました。


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次ぎは愛知県春日井からこられたナカロッドです。
東京で見るのは初めてです。
自らの土地で栽培されるハチクを使用して作るロッドがとても興味深いものでした。
15周年記念として作られたSPB570P、グリップがベンチレート方式のメープル材です。

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後ろのスペースで振らせてもらいましたが、抜けのよさにちょっとびっくり。
リーダーだけでも飛んでいくというのがわかります。
しかもゆったりとしています。
ハチクのイメージってこうだっけ、とおもうようなエレガントな振り味でした。

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中島さんありがとうございました。



2013 つるやハンドクラフト展 その4

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矢野シルクラインの矢野さんとHappy Face Troutの井澤さん、右側はキネヤさんですが奥居さんはいらっしゃいませんでした。お2人ありがとうございます。

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ハリキフェルールの榛木さん、加田さんと2人でハリキ熊鈴を購入しました。
素敵な音色をありがとうございます。

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原田ロッドの原田さん、笑顔に今日はまたまた目立つシャツでいい雰囲気。
新作を持ってこられていたので早速後ろに回ってキャスティング。

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なんと2番ロッド。なのに4番を投げているような感覚。ラインが再び細くなってきています。それでもきっちり投げれるロッドをということで新モデルを持ってきていました。

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手にフィット感抜群のリールシート。アップロックなのにダウンロック以上の安心感があります。
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フラットで長くなったカーボンフェルール。
進化を続けています。

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原田さんありがとうございました。



2013 つるやハンドクラフト展 その5

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テヅカアートの手塚さんです。
ベーシックで誉れ高き6角ソリッドに飽き足らず、『田』の字中空のクワッドを世に問うています。
ラジカル・スピリット一杯のロッド群。
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フェルールはグラス製で全部手作り。

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『金属フェルールと異なり、被せる側だけ作ればいいからね』・・・と笑いながら話されましたが
相当研究に研究を重ねた結果である事は一目瞭然、ローマは一日してならず。
たいしたものです。

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いいかんじです。
ラインは通さなかったのですが、クワッドの中空でこんなにフレキシブルなのか・・・・・
もっとパリパリしていると思いきや、マドレーヌのようなしっとりしたしなりで、小さい魚で大きく遊べるよう
設計されているとのこと。

手塚さんありがとうございました。

他にもいろいろと見たかったのですが、5時で時間切れ。

つるやハンドクラフト展は10日の日曜日まで。
なお最終日だけ16時終了、明日土曜日は17時まで。

以下番外編

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浅草寺を横切ってビニール張りの煮込み街へ。
ビールを飲みながら加田さんとシルクスレッド談義。

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どの色がいい、あの色がいい・・・楽しい夜が更けていくのでした。
加田さんお付き合いいただきありがとうございました。

以上報告を終わります。


スイス国旗のラッピング

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リクエストを頂いたスイス国旗のラッピングです。
流石に日の丸は難しそうですね。

Adams Angling 最新カタログ

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この封筒にあるスケッチこそジム・アダムス御本人なのです。
いつみてもほほえましですね。
夢中になってフライを結んでいる自分の姿を想像してしまいます。

今回のカタログには1960年にフロリダはキーウェストで初めてパーミットを
釣り上げた時の写真が表紙に。何と53年前です。


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最初のページにある目次。

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そして蒐集対象となるレベルのビンテージロッドを使用した実釣について、
さらっとコメントを書いています。


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人から(ビンテージものの)バンブーロッドを使った釣りのことを良く聞かれる。多くのビンテージロッドは実際に使ってみるととても良いし、入手するのにグラファイトロッドより安かったりする。それにグラファイトロッドはバンブーやグラスロッドより折れやすいしね。50-70年も前に作られたバンブーロッドを何本も使って釣りをしているけれど、どれもとても楽しい。よく釣れるし、それに作りが丈夫ときている。

ところで大多数の釣り人は、大半のトラウトが15-45フィートのレンジで釣り上げられていることを忘れているようだ。実はグラファイトロッドの多くが、魚の釣れるこの短いレンジでのキャスティングを得意としていない。

近いところにいるトラウトを釣るのであれば、バンブーロッドのほうがグラファイトロッドより優れている。
いいバンブーロッドは、リーダーとそれに続くラインが短くとも、ピンポイントの正確さでキャストしてくれるからだ。

ご説大賛成です!!


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カーペンター、新品は4950ドルですって!それで、ここに出ているビンテージは
4200ドル、ってそんなに変わらないじゃない!!

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おー、つるやのハンドクラフト展に出られていた橋本さんの十勝ロッドが紹介されています。The workmanship is first-rate and the aesthetics of the rod is superb.と絶賛されています。確かに素晴らしいできばえでした。

バンブーロッドも、日本は輸入からいよいよ輸出の時代です。応援します!!





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