Marquis か Lightweight か
リムがフレームの外に出ているのか、フレームの中にあるのか、好みが大きく分かれるところです。
私はマーキス派、これはもう摺り込みでしかありません。
最初に手にしたのがマーキスだった・・・それだけの理由です。
でもMarquisとは男性の爵位(階級)を意味しますから、フェザーウェイト、ライトウェイト、
フライウェイトのようにボクシングの階級とはわけがちがいます。
なんてフライウェイト派には申し訳ありません。
本題はマルティプライヤーです。
フライウェイトやハスキーなどにもありますが、何と行ってもカッコいいのは
マーキスのマルティプライヤーです。
これがバンブーロッドによく似合います。
いかにも過去に目にした近未来もの映画のような、歯車機械・・・と言う感じがたまりません。
風の博士によれば、もともとはオービス社のCFOのマルティプライヤーとして
70年代に作られたそうです。
しかし、これが予想も付かないほど売れなかった。
大量に作ってしまった部品を使用するため、自社ブランドで引き取った。
それがマーキス・マルティプライヤーの始まりだそうです。
確かに数十年前にハーディー社のカタログに載っていたマルティプライヤーは、
当時とても格好悪く見えました。
当時は主張が強すぎたのだと思います。
しかし今はとても洗練されたリールに見えます。
それは逆に主張があるからで、一目見てマーキス・マルチとわかるからです。
最近のリールはラージ・アーバーということで、とても軽く、極めて実用的ですが、
車輪か、傘の骨のような格好のものが多く、一見どこのリールなのか区別が付きません。
続く